Thunderbirdでメールの受信/送信の時系列を可視化するThreadVis
概要
今回はThunderbirdのアドオンを紹介。
開発者ホームページ
ThreadVis - Visualizing Conversations
特にビジネスメールにおいて、メールを受信→受信したメールに対して返信→返信メールに対して相手も返信メール、というようなことがよくある。
時系列を保存しておく意味でもこういった運用はあってもいいと思う。
しかし、複数の相手と、添付ファイル付きメールの返信合戦をしようものなら、必要なファイルが添付されたメールが埋もれてしまい、探すのに苦労する。
受信トレイをスレッド表示にするという手もあるが、今度は受信メール全体の受信時系列が見えにくくなってしまうという問題が発生する。
こんなとき、ThreadVisを導入すると、受信トレイは受信時間順の表示を維持しつつ、各メールの返信元メールをたどりやすくなる。
導入
アドオンの検索で、「ThreadVis」と入力して検索すれば見つかるので、あとはインストールするだけ。
使い方
開発者ホームページのDocumentationで説明されている。
Documentation | ThreadVis - Visualizing Conversations
ざっくりと説明すると、例えば下の画像の場合。
これはどういう状況かというと、
- まず黄緑の下線が引かれている相手からメールを受信した。(一番左の黄緑の●)
- 受信したメールに対して自分が返信した。(赤い円弧の先の中抜き赤丸)
- 相手がさらに返信してきた(黄緑の円弧の先の黄緑の●)
- 以下繰り返して。。。
- 現在表示しているメール(一番右の黒い縁取りのある赤丸)
といった具合。
それぞれの●をクリックすると、実際のメールが表示されるため、時系列を追って、添付ファイルの確認などができる。
また、円弧の長さは時間を表しているため、長ければそれだけ返信/送信までに時間が空いたことを示している。