ボクノティップス

パソコンやスマホ(Android)に関する「僕のTips」。

VirtualBox 4.3.34にandroid-x86-4.4-r4環境を構築する

android-x86プロジェクトについて

android-x86プロジェクトは、ざっくり言えばandroid OSを一般のデスクトップPCで動くようにするプロジェクト。
2016/1/23にandroid-x86-4.4-r4がリリースされたので、今回はAndroidアプリのテスト環境用に、VirtualBox仮想マシンにインストールしてみる。

環境は、Ubuntu Studio 14.04のVirtualBox 4.3.34。Ubuntuと書いたものの、WindowsでもMacでも違いはないと思う。

イメージのダウンロード

  1. Android-x86 - Porting Android to x86にアクセス。
  2. Webページ左のメニューから「Download」をクリック。
  3. 目的のイメージを探して、「View」をクリック。なんだかリスト順に統一性がないような。。。4.4-r3はもっと下の方にあったりするし。。。
    f:id:akatsuki0503:20160131081915p:plain
  4. あとはブラウザの設定にもよるが、sourceforgeのページに飛んで、ダウンロードが始まる。始まらなければ「direct link」なり「mirror」なりをクリックしてダウンロード。

インストール

仮想マシン作成

  1. 新規をクリックして、仮想マシン名を入れて、タイプ、バージョンを選ぶ。
    今回はタイプ→Linux、バージョン→Other Linux (32-bit)を選択。
    f:id:akatsuki0503:20160131083939p:plain
  2. メモリーサイズを設定する。1024MBでも大丈夫かもしれないが、2048MBに設定しておく。
    f:id:akatsuki0503:20160131084708p:plain
  3. ハードドライブの設定。デフォルト通り、新規作成する。
    f:id:akatsuki0503:20160131084931p:plain
  4. その他、いろいろデフォルトで。
    f:id:akatsuki0503:20160131085038p:plain
    f:id:akatsuki0503:20160131085111p:plain
  5. ディスクサイズのデフォルトは8GBになっていた。多分十分だけど、なんとなく40GBに拡張しておく。
    f:id:akatsuki0503:20160131085252p:plain
  6. 仮想マシンの設定を開いて、「システム」→「マザーボード」の「フロッピー」のチェックを外し(不要なため。チェック入ってても問題はないと思うけど。。。)、「ポインティングデバイス」を「PS/2 マウス」にしておく。これをやっておかないと、仮想マシン上でマウスを使えない。
    f:id:akatsuki0503:20160131085650p:plain
  7. 「ストレージ」のCD/DVDドライブに、イメージをマウントする。
    f:id:akatsuki0503:20160131090102p:plain

仮想マシンにインストール

  1. 仮想マシンを起動し、「Installation - Install Android-x86 to harddisk」を選択する。
    f:id:akatsuki0503:20160131090422p:plain
  2. パーティションの選択。まだ何もない状態なので、「Create/Modify partitions」を選択する。
    f:id:akatsuki0503:20160131090553p:plain
  3. GPTを使用するかどうか聞かれる。ざっくり言えば、2TBを超える容量のHDDを扱えるようにしますか?と聞かれている。そんな容量は扱わないので、No。
    f:id:akatsuki0503:20160131091713p:plain
  4. 左右矢印キーで「New」を選んでEnter。
    f:id:akatsuki0503:20160131091609p:plain
  5. ブートするディスクになるので、「Primary」を選択。
    f:id:akatsuki0503:20160131091618p:plain
  6. 容量の設定。別のパーティションを作ったりはしないのでデフォルトの全領域を割当。
    f:id:akatsuki0503:20160201010101p:plain
  7. ブートするディスクになるので、「Bootable」を選んで「Enter」キー。
    f:id:akatsuki0503:20160201010127p:plain
  8. 設定した内容を書き込むため、「Write」を選んで「Enter」キー。
    f:id:akatsuki0503:20160201010156p:plain
  9. 本当に書き込んでいいか聞かれるので「yes」と打ち込んでから「Enter」キー。
    f:id:akatsuki0503:20160201010215p:plain
  10. 「Quit」を選択して戻る。
    f:id:akatsuki0503:20160201010240p:plain
  11. 作成したパーティションを選択して(ここではsda1)「OK」。
    f:id:akatsuki0503:20160201010310p:plain
  12. ファイルシステムを設定。ext3を選択する。
    f:id:akatsuki0503:20160201010356p:plain
  13. フォーマットしていいかどうか聞かれるので、「Yes」。
    f:id:akatsuki0503:20160201010447p:plain
  14. GRUBをインストールするか聞かれるので、「Yes」。
    f:id:akatsuki0503:20160201010505p:plain
  15. GRUB2をインストールするか聞かれるが、今回はUEFIではないので「Skip」。
    f:id:akatsuki0503:20160201011528p:plain
  16. システムファイルを読み書きできるようにするかどうか聞かれる。特に理由がなければ「No」でいい。今回はテスト環境ということで、あれやこれやできるようにと「Yes」を選択。
    f:id:akatsuki0503:20160201011654p:plain
  17. インストールが行われ、起動するか再起動するか聞かれる。ここで、インストールイメージをマウント解除する。
    f:id:akatsuki0503:20160201011751p:plain
  18. 強制解除するか聞かれるので、「強制マウント解除」をクリック。
    f:id:akatsuki0503:20160201011808p:plain
  19. 再起動後、下のような画面が出たら、「Android-x86 4.4-r4」を選択して、起動する。
    f:id:akatsuki0503:20160201012402p:plain

セットアップ

  1. 言語を矢印キーの上下で選択する。日本語はかなーり下のほう。見つけたら、▷をクリック。
    f:id:akatsuki0503:20160201012810p:plain
  2. Wi-Fiの設定は必要ないので「スキップ」をクリック。
    f:id:akatsuki0503:20160201012904p:plain
  3. 警告が出るが、「無視してスキップ」をクリック。
    f:id:akatsuki0503:20160201013123p:plain
  4. Googleアカウントの設定。メールアドレスの入力時、「@」はShift+2で入力する(英字キーボード扱いされているため)。
    f:id:akatsuki0503:20160201013436p:plain
  5. いろいろおせっかいな機能のチェックをはずす。
    f:id:akatsuki0503:20160201013441p:plain
    f:id:akatsuki0503:20160201013507p:plain
  6. 時刻の設定。何も変更しなくても大丈夫なはず。
    f:id:akatsuki0503:20160201013607p:plain
  7. これでセットアップ完了。あとの使い方はほぼほぼAndroid端末と同じ。ただし、設定から、ディスプレイを「常時点灯」にしておくといいかも。(スリープに入ると、「ACPIシャットダウン」信号を送らないと復帰しないため)